今回、生活の足である軽自動車への増税も決まり、消費税の増税とともに家計への影響が懸念されています。
こうしたなか公明党を支持する主婦層が軽減税率の導入を特に強く求めているという背景があります。
またもともと消費増税に反対していた支持者に対し、軽減税率の導入を選挙に勝ったこともあり導入の明記は譲れない立場です。
シリーズ「生涯現役を貫く！」。
今年の４月から希望者全員を６５歳まで雇用することが企業に義務付けられ定年を迎えた人の４分の３以上が、それまで勤めていた会社で継続して働き続ける選択をしました。
ただし、給料の減額望まない部署への異動。
そして上司が元部下などの現実に直面して、いかに働く意欲を維持するかが課題となっています。
シニア社員を再び輝かせられるのか。
都内にあるオフィス機器のレンタル会社。
奥脇洋一さん、６２歳。
紙くずの回収は欠かしたことがない。
奥脇さんは定年退職後に継続雇用を希望し、ここで働いている。
この２人でやってます。
少数精鋭。
本来の仕事は、情報システムの管理。
部長は自分より７つ年下だ。
ここの部署って、何もしなきゃそれで一日終わっちゃうんですよ。
だけどやっぱり自分で何か仕事を探して、自分でどんどん勉強していかないと。
現役時代は営業マンだった奥脇さん。
営業課長を務め、十数人の部下を使う立場にあった。
だが、５８歳で役職を外され、４年前に今の部署に異動になった。
そりゃあ、今でも営業やりたい気持ちはあります。
向いてるんでしょうね。
そっちのほうがね。
外飛び回ってたほうがいいですよ。
継続雇用を希望したのは、お金のためだけではない。
営業への未練を捨てきれずにいたのだ。
今の仕事は３年やっているので、変えてほしいなということは。
奥脇さんを、そばでずっと支えてきた家族は。
ちょっと落ち込んだよね。
立ち直れるかな？
うつになるかなと思ったときもあります。
駄目なんですよ。
じっとしてるの嫌いなんです。
のんびり過ごすの嫌いなんですよ。
朝から晩まで働いてますよ。
会社側は奥脇さんのように継続雇用で働くシニア社員に何を期待しているのか。
一線の人たちのサポートにまわるとか、管理業務のほうをそのまま行うとか、そういうやり方としては、変わってくるだろうとは思います。
会社は奥脇さんに視野を広げてもらおうとある研修に参加させている。
奥脇さんが訪れたのはシニア専門の人材派遣会社マイスター６０。
ここでは、シニア社員を対象にシニア・インターンシップという体験型の研修が行われている。
モラルの低下ですとかモチベーションの減退で深刻な社内失業者やあるいは腰掛け的に仕事をしたいあきらかに、そういう人も増えています。


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